アンカーポイント台中市大甲地区のタロイモは台湾全島にその名を知られており、阿聡師はこの特産品の名を全島に広めた第一人者です。大甲で生産される「檳榔心芋」という種類のタロイモを原料に、紫色のバラの花のような中華菓子を創作し、「先麦芋頭酥」の名で抜群の知名度を獲得しました。そしてこれが、大甲地区のタロイモ関連産業の発展につながったのです。
中華菓子作り四十数年の阿聡師は、台湾の人たちに、地元の産業文化を知ってもらおうと、「タロイモ文化館」を設立しました。館内は、タロイモ生態、産業史、中華菓子文化館、ギフトショップ、阿聡師の家族物語など八つのテーマエリアに分かれています。
館内ではガイドツアー、タロイモ・野菜料理試食会なども企画されています。中でも一番人気は「芋頭酥の親子手作り教室」です。職人の手ほどきを受けながら、芋頭酥を手作りし、焼き立てを味わうことができます。体験教室は予約が必要です。参加をご希望の方は事前予約をお忘れなく!