アンカーポイント大安溪鉄橋は現在、台鉄全線にわずかに残る3つの花梁鋼橋の一つです。全長637.39m。日本統治時代には物流輸送の要であり、また南北をつなぐ連絡橋でもありました。その構造は力と美を結集しており、遠くから望めば雄大な気勢が感じられ、交通工芸品と言っても良いほどです。
1998年、効率化のため列車は「新山線」を走行するようになり、台鉄西部縦貫鉄道で最もユニークなこの路線は廃線となってしまいました。后里駅を境に北側の線路は残っていますが、南側の線路はすでに撤去されています。もう一つの花梁鋼橋、大甲溪花梁鋼橋は、線路はすでに自転車道に改修され、后豊鉄馬道の一部となっています。
大安溪鉄橋の独特の建築美に惹かれ、多くの人が写真を撮りに訪れますが、大安溪鉄橋上の線路は老朽化しすでに使用不能なので、訪れる際には足元に十分注意してください。